8世紀末、中国清王朝の最盛期である乾隆帝時代の直後、中国のGDPは世界の3割弱を占め、現代のアメリカに相当したと推定されます。その後、中国は長い経済的停滞を経てきましたが、1978年12月に改革開放政策が決定されて以来、中国は目覚ましい経済発展を遂げて参りました。

 大恐慌以来最悪の金融危機により現在進行中の世界大不況の中でも、中国は世界の景気回復の牽引役として期待され、21世紀は中国の世紀だと言われるようにまでなっております。

 しかし、国有銀行中心の中国の金融システムはどれだけ改革できているのでしょうか。中国はこのまま世界の経済大国になれるのでしょうか。中国が示唆しているドルに替わる基軸通貨が生まれる可能性があるのでしょうか… …。

 金融機関に勤務する中国人スタッフ並びに他の中国人の有志が中心に設立したこの中国金融研究会が、有識者の協力を仰ぎながら、皆様の中国金融、中国経済などに関する勉強のために少しでも役に立つことを期して、私の挨拶とさせて頂きます。

                        中国金融研究会会長 佐々木芳邦